凍りついた瞳

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「貴方に会いに私は毎日ここに来るわ」 一方的な約束を残して彼女は去って行った。 突然に出会った彼女は しかし嵐の様に自分の心をかき乱して。 もう何年も同じリズムばかりを刻んでいた脈拍が どこかその音を高鳴らせていて。 エリオットは何かが動きだす音を聞いた。 それが彼の凍りついた鼓動を響かせた 最初の瞬間だった。
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