そして、幸せな未来へ

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そんな光代は今、韓流にハマっている。 「 いやぁ~、韓流スターよりもカッコいいわぁ~」 照れる啓輔に更にテンションが上がりまくり、友達に自慢したいからと一緒に写メを撮って、沙織と勇三をムッとさせた。 亮太はずっと、兄貴、兄貴と啓輔に馴れ馴れしくなついていて、それもまた沙織を軽くイラッとさせる。 「 亮太君、なんて…、亮太でいいよ。兄貴と俺の仲じゃん 」 どんな仲なのよ…、と沙織は心の中でツッコみながら、空いたお皿を持って立ち上がった。 「 まだ怒ってんだ。俺が兄貴と連絡取ってた事 」 キッチンで片付けをしていた沙織に、亮太は冷蔵庫からビールを出しながらそう言った。
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