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タタン、タタン、タタン
わっ。
いつの間にか寝てた！
乗り過ごし……
てはないな
よかった～
仁菜子は
電車に乗って家帰る
ところだった。
車内を少し見渡したとき
仁菜子の目にある人が映った…！
わぁッ
蓮くんだ―――っっ
すごい近いっ
皆にメールしなくっちゃ
ね・が・お・も
キ・レ・イ……と
ちょうど仁菜子が
メールを作成しているときに…
新咲田ー
新咲田でございます
お出口は左側です――
とアナウンスが入り
寝ていた蓮くんの目が覚めた。
蓮「やべッ」
そのとき……
バンっ！！
仁「あっ」
蓮「え」
蓮くんのスクールバックが
仁菜子の携帯にぶつかり
床に落ちたと同時に
蓮くんが仁菜子の携帯に
ついていたパイナップルの
ストラップを踏んでしまったのだ
パキッ
蓮・仁「あ」
砕けた。
ドア閉まりま――す
バッタンっ
蓮・仁「あ」
電車のドアも閉まり
発車してしまった。
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