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わっっ
蓮くんだ―――！
蓮「ちょうどよかった」
わ…私に話しかけてる！？
トイレ前で会いたくなかったよ～
蓮「今一組に行くとこだったんだ」
仁「え、私に何か用事？」
わー
何だろ何だろ。
あっポケットから何か出した！
蓮「…コレ 同じようなのが無かったんだけどストラップ…。俺壊しちゃったから。」
えー―！
仁「そんなっ気にしないでよかったのに！！」
蓮「それ受け取って、とにかくこないだはごめん」
そう言って蓮くんは去っていった
仁「あ…ありがとー」
律儀な人だなー
わ…
このストラップ
すごく女のコっぽーい…
こんなキャシャなのしたことないや。
蓮くんが買ってくれたのは
ビーズなどがあしらわれている
蝶のストラップだった。
色も女のコっぽくてすごく繊細。
蓮くん――
これ買う時恥ずかしかったんじゃないかな。
わざわざお店に行って…
どれにしようか迷ったりしたのかな。
それを想像すると
素直に嬉しいよね―――…
ふふっ。
蝶のストラップを眺めながら
胸のなかがホクホクした気持ちでいっぱいになった。
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