僕の彼女はクーデレで。私の彼氏は変態さん。

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その言葉でその元凶が分かり、次にこのひんやりとしたものが手だというのが分かった。 「浮気って…どうしてまた……ただ少しあのスカートが……時刻が気になって」 びっくり自分の口から出た言葉を必死で飲み込む。 「咲久、変態さんだから」 「いや………そう……かなぁ」 微妙に眉を吊り上げ、こっちをじっと見ている友紀に、僕は変態じゃない!と言いきれない自分になんだか傷ついた。 ついでに友紀が即答だった事にも少しダメージを負った。 って、休み時間中にパッケージの右下くらいに禁止マークがつくようなゲームをしているくらいで変態とはいえないよね!……うん。 「って!そうじゃなくって!」 変態どうこうの葛藤を僕は振り払い、まだじっと見ている友紀を見る。 「僕から告白しておいて浮気なんてしないよ」 「そう」 「この決め台詞をそれで返されると結構キツいんだけど……」 友紀少し首をかしげ、その肩からずれた鞄を掛けなおす。 「やっぱ、何で付き合ってくれたんだろうな……」 「……?」 不意にボソッとでた言葉はどうやら友紀には聞こえなかったようで、また首をかしげた。 やっぱり手くらいは繋ぎたいな。 それをこのチキンの僕が前に、力を振り絞って言ってみたんだけど、恥ずかしいとの事です。……はぁ。 この事を思い出すと毎回電柱に頭をぶつけたくなるくらいの覚悟だったのに。
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