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「動かないで待っててね!!
すぐに“命の泉”の水を持ってくるからっ!!!」
「ぅ……」
返答にさえなってないケド、
聞いててくれるハズ。
バサッ。
急いで“命の泉”へと向かう。
――女の子だったよなぁ。
ふと思い出す。
あんな色の鳥は見たコトなかった。
つゆくさの葉をもいで、
“命の泉”の水をすくう。
あまり時間もかけられないケド、
急ぐと水をこぼしちゃうよ。
慎重に、だケド急いで、
また“千年の樹”に向かった。
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