TO BE~

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「杉浦くん。 場所変えよっか?」 部長は、突然立つ。 「どこですか?」 「内緒! 着いといで!」 「はい…。」 そして、向かった先は、 洒落たショットバー。 ジャズがうっすらと、 聞こえる店内。 僕は、初めてだった。 「いらっしゃいませ。 いつもどうも。」 マスターらしき男の人が、そっと挨拶する。 「お客様、何を?」 部長は、 「スプモーニ。 杉浦くんは?」 僕は、 「それじゃ、 ハイボールを。」 「かしこまりました。」 僕は、部長に質問した。 「部長、よく来るんですか?」 「たまに…。 いい事あった時だけ。」 「いい事?」 「お待たせしました。」 注文のお酒が届き、 カチーン 改めて乾杯した。
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