第1章

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第1章

2006年、6月。 何日だったかはもう忘れたけど、 確か、学校の中間試験が終わってから少し経った頃だったと思う。 その日は午後からの雨で、 私は買ったばかりの折りたたみ傘をさして渋谷を徘徊していた。 その男は、 突然私の目の前に現れた。
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