21人が本棚に入れています
本棚に追加
「春輝~、おきなさーい。 遅刻するわよー」
階段の下から母親が叫んでいる。
それを聞いて春輝は目が覚めた
「ふわぁ――。今何時だ?」
春輝は体を少し起こし、机の上に置いてある目覚まし時計を手に取った。時計を見ると針は8時30分を指していた。
「え!? やば! 遅刻じゃん!」
床に散らばっている数冊の漫画を避けながら部屋の外へ、そして階段を慌ただしく降りていった。
春輝は学校の支度をし、急いで外にある自転車に乗った。
「お弁当は?」
「昼は学校の食堂で食べるからいらない。じゃあ行ってきまーす」
―
――
――――
最初のコメントを投稿しよう!