始まり×自転車×救急車?

2/6
前へ
/33ページ
次へ
「春輝~、おきなさーい。 遅刻するわよー」 階段の下から母親が叫んでいる。 それを聞いて春輝は目が覚めた 「ふわぁ――。今何時だ?」 春輝は体を少し起こし、机の上に置いてある目覚まし時計を手に取った。時計を見ると針は8時30分を指していた。 「え!? やば! 遅刻じゃん!」 床に散らばっている数冊の漫画を避けながら部屋の外へ、そして階段を慌ただしく降りていった。 春輝は学校の支度をし、急いで外にある自転車に乗った。 「お弁当は?」 「昼は学校の食堂で食べるからいらない。じゃあ行ってきまーす」 ― ―― ――――
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加