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序章―遥か昔に二人―
闇のような夜空にあるのはサファイアのように蒼く輝く月と宝石が散らばってるような星。
まるで絵画のような光景だった。
その夜空の下で、たった2人だけがいる。
蒼い月を見上げながら2人は、ただ手を握りしめた。
泣きそうな表情で、小さく唇が動いた。
その後、大地が大きく動き風が荒れ始めたとき、もう2人は跡形もなく居なかった。
空もが割れる光景を蒼い月は、全てを知っているかのようにただ蒼く不気味なほどに、変わらず輝いていた。
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