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ラミアと秘
銀色の光る腰まで伸びた長い髪
少しつり気味の蒼く光る瞳
影一つない白い肌
尋常じゃない力、世間でいう魔法―――強力な魔力
そんなラミアは、誰からも力を敬われ、恐れられていた。
でも俺は――――。
光を含まない闇を飲み込んだような黒い髪
私と同じ蒼く光る瞳
人形のような容姿
もはや異常な数値の頭脳
そんな秘(ヒメル)はその頭脳を幼い頃から使われ続けた。
でも私は――――。
なぜだろう
私達は
周囲に反対されるより
本能で
自分達が
一番、愛しあい
反対している気がする……
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