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「ラミア、後は血液採取のみだ、まだ帰るな。」
白衣を着た一人にそう言われ、少女――ラミアは怒りを含めた表情で振り返った。
「一週間前からずっと寝ずに私は実験している。もう時間が来た。これで終了だ。」
「最高寝なくても三年間はもつんだからいいじゃないか。」
「対象を呪え。」
その瞬間目の前にいた白衣の人物が黒い霧に囲まれその白衣の人物は倒れた。
「ラミア!!またお前はっ!!すぐに救護班を!!」
「効果は薄いから無事だ。だが実験というがお前達が無理矢理脅してしてる実験だ。約束通り休みはもらう。」
それだけ言うとざわめく実験室を後にした。
廊下に出ると天井5メートル、横幅8メートルで遠くは視力が両目5の私でもぼんやりとするぐらいの遠さと広さをもつ廊下だ。
歩くたびにヒールでコツコツと響き渡っている。
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