常盤台中学主催 舞踏会

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「…」 「…」 御坂は顔を赤らめつつ、当麻を見つめながら踊っていた。 当麻も少し顔を赤くして踊っていた。 (今日は黒子もいないし…誰にも邪魔されない…)と御坂は心の中でつぶやいた。 当麻も俺も…神山も御坂も…思い出が出来たな。 そしてダンスが終わり、4人で記念写真をとった。 当麻にとっては、ここまではよかった。 しかし、ここからが、当麻の不幸な出来事。 トテトテと、白い修道服をきたシスターさんがこちらにやってきた。当麻は顔が青くなった。 「い…インデックス……さん?」 「へー、とうまは私を置いて短髪(御坂)と一緒に踊ってたんだ…。」 シスターさんからは、黒ーいオーラがでていた。 「い、いや…これには深い理由が…」 すると、シスターさんは当麻の頭にガブ! 「ふこうだぁーーーーー!!!!」 と、当麻は叫ぶ。 数分後ーやっとおさまった。 「な、なぁ、当麻?このシスターさんは?」 「あ、あぁ…こいつは、インデックス。」 インデックス…か。 「当麻のお友達なのかな?よろしくなんだよ。こっちはスフィンクス。」 服の中にはいっているネコがスフィンクス、だそうだ。 「俺は社大地だ。よろしくな。」 どうこういっているうちに、舞踏会は終わってしまった。 「社先輩、今日はたのしかったです。…また、おどりましょうね。」 「あぁ、またな。」 神山はにっこりと微笑んだ。 「さ、とうま、パーティーも終わったんだし、早くご飯をつくるんだよ。」 「はいはい…。じゃあな、御坂。」 と、当麻はインデックスに引っ張られいってしまった。 その2人が後に、俺とよく関わることになる。
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