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しばらく歩き続けた千葉だが、またしても面倒が起きる。
「いたぞ!千葉だ!」
「テメェこの間はよくも!」
次々と現れるチンピラにあっという間に囲まれてしまった。
「やめとけって、俺に有効打がないってわかっただろ?」
「ああ、有効打がない。俺たちには、な!お願いします小川さん!」
何故気づかなかったのだろう。
奴らの中心に2mはあるのではないかという大男がいたのだ。
「お前が千葉か。俺はこいつらとは違う。お前と同じ能力者だ。」
静かに、だが威圧感のある低い声が発せられた。
袖の無い皮ジャンの直羽織り、いつの時代だと言わせんばかりの服装である。
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