ある日

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「ちょっと、早く起きないと遅刻するわよ?」 目覚まし時計の耳障りなアラームが鳴り響くなか、アイツは当たり前の様にソコに居た。 「……なんでここに居るんだ?」 「アンタを起こしてきてってオバサマに頼まれたの!ほら、さっさと起きて」 寝惚けながらのオレの質問に慣れた手付きで布団を奪い取りながらアイツが答える。 オレの朝はそうして始まるのだ。
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