開放的な何か。

10/15
前へ
/122ページ
次へ
マジでか。 ラノベの主人公っぽいななんか。 「よしやろう早速やろう。どうすればいい?」 「ただイメージすればよい。しっかり鮮明に想像すれば、大概はカタチになる筈じゃ。」 なるほど、ならあれでいこう。 某死神代行が所持する刀……でっかい方Verをイメージ。 「……こい……斬ッ月ッッ!!!」 叫びながらイメージをくっきりと、より鮮明に呼びおこす。 すると影がぐにゃり、と形を変え、俺を中心として数メートル。渦巻くように漆黒が広がる。 え、何これ、怖。 そして俺の眼前。広がった影の一部からゆっくりと、滲み出るように、巨大な刀がその姿を現した。 包丁のようなシルエットに布を巻かれただけの……柄?何て言うの?あの持つ所。 そして漆黒に染められたソレはきらびやかに――――――――――ん? 「……あるぇー?」 おっかしいなー?色がおっかしいなー? ……何でさ?
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4243人が本棚に入れています
本棚に追加