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俺のその問いに、神は呆れたような表情を浮かべて見下してきた。
「わしの話を聞いとらんかったのか?
まったく……何のために《形》をわざわざ《カタチ》というカタカナ表記で示していたと思っとるんじゃ。」
知らんわ。
というかメタ発言やめろ。
「カタチを創るとは何も物だけでは無い。
お前のイメージを具現する事をさす。」
「わけわかめ。」
訳
つまりどういうことだってばよ?
「簡単にかみ砕いて猿にも分かる言葉で説明すると……まあ、お前が自分が超強くなった所をイメージできればその通りになると……そんなとこじゃ。」
「おいおいチートも大概にしろよ。」
でも、そういうの嫌いじゃないぜ。
だってなんか素敵やん?
チートと言えばとあるの一方通行はヤバい。
何で毎回ピンチになるのか分からん。オーバーキルで良いんじゃなかろうか。
閑話休題。
「ふむ……強い自分をイメージ、か。」
そういえば何処だかの弓使いの英雄も言っていた。
イメージするのは、常に最強の自分だと。
「………最強。」
最強、力、マッチョ、Strong、ムキムキ、MUKIMUKI、黒光り、ガチムチ。
イメージを、固める。
「はあああああぁぁぁぁ………あ?」
Strong俺をイメージしているさなか、何かに気づく。
俺の影が、うごめいている。
まるで生き物のようにウネウネと。
うん。キモい。
等と思ったのもつかの間、黒い陽炎のようにゆれていたそのウネウネが俺へ向けてその手を伸ばす。
「え?ちょ、ま、やめっ………らめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッ!!!!!らめなのぉぉぉぉぉぉッッ………アッ―――――!!!」
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