開放的な何か。

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俺へと着弾した黒い影は、そのまま俺の身体の表面を沿うように、呪いのような黒い跡を残して全身に広がっていく。 凄まじいおぞ気と不快感。クセになりそう…ビクンビクン… 「おぉー。」 数秒もたたぬ内にそれは収まり、全身を眺めているとなんか格好いい……それ何て呪印? みたいなイレズミチックな黒が身体を模様付けていた。 もちろん股間の紳士もばっちりメイク済みだ。 自分で確認出来ないが、顔にも同様の不快感が走った事から、おそらく歌舞伎役者のようさオサレメイクが施されている事だろう。 「……よっ。」 その状態で斬月を持ってみると、意外な程あっさりと抜ける。 というか全く重みを感じない。 「おぉー。」 ブンブンと片手で巨刀を振り回しても全く疲れない。 うわあ、これ楽しい。
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