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さて、格好についてはこれでいいとして……
「はたしてここは何処だろう?」
言葉にしても意味は無いが、せざるを得ない。
とりあえず周りは木か草しかない。
「……んー。とりあえず適当にあるいて―――――」
と、記念すべき第一歩を踏み出そうとした瞬間。
俺の聴覚……いやむしろ超覚が誰かの泣き声をキャッチした。
余談だが、俺が《黒悪夢》のイメージ固定で常時上げる事に成功した身体能力だが、実はこれ、筋力的にはそう上げてはいない。
それよりも俺が重視したのは感覚器官。つまりは五感と神経伝達速度の強化だ。
つまり俺は常に鋭い五感とそれに対応しうる反射神経を維持できるようになっているのだ。
理由は不意打ちとか怖いから。
ヘタレ?ナニソレ美味しいの?
まあ、とにかくそういう訳で、今の俺の感覚はものっそい研ぎ澄まされている。
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