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―――数分後。
決着がつき、その場にはボロ雑巾のように倒れ伏すオーク達と満足気な表情でそれを見下ろす男性、そして呆然と状況を見る私があった。
(……数ある種族の中でも単純な力だけなら魔物と対等と言われるオーク。
それをそれ以上の力で捩じ伏せるなんて……!!)
あれだけの力は種族の枠を越えた一握りの超人、化け物と呼ばれる人種にしかありえない。
オーク達に背を向け、こちらに悠然と歩いてくるその男性を見ながら、彼の正体について疑問を抱かざるを得なかった―――
†
ブタ駆逐なう。
という訳で野党? を退治した俺だが……あれだね。
超気持ちいいね、うん。
まさかあんなあっさり勝てるとは……すごいチートだな。
後方のアッ〇ア気分も味わえたし、満足満足。
「あ、あの………。」
と、そこで黙りこむ俺を見かねたのか、ネコミミ少女が怖ず怖ずといった体で話し掛けてきた。
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