開放的な何か。

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ふむ。つまり自己紹介しろ、と。 いいだろう。滲み出るアイデンティティを余す事無く表現してやんよ。 「俺の名前は澤村刻磨(さわむら こくま)。 体は大人、頭脳は大人の大学生20歳!! 身長175、体重62、座高86の普通メン!!! 好きな言葉は『酒池肉林』。嫌いな言葉は『俺…この戦いが終わったら結婚するんだフヒヒ』。 未来人、宇宙人、超能力者、ケインコスギ、モト冬樹がいたら私の所まで来なさい……あとパンツ下さい。以上ッ!!!!」 やり切った………。 「そうか。記憶の欠落は無いようじゃな。」 ボケをスルーされるのって一番酷いイジメだと思うんだ。 「てか爺さんこそ誰だ?」 もうこの際なので、スルーの件は見送り、謎な爺さんの正体を聞いてみる。 というかこれ夢だよね? 夢なのに俺の思い通りにならないってどういうこと? そうか、これが悪夢か。 「ん?わしか?わしは神じゃ。」 「あなたが神か。」 その発想は無かった。
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