My friends

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真っ赤に染まっていた 木作りの丈夫のハズの テーブルは割れて イスは倒れている テレビには大きな穴 赤く染まった白いソファ ソファの背もたれの 後ろには 血だらけになって 倒れている母の姿があった 何度呼びかけても 返事はない 後ろからは 父のうめき声 僅かに動く父の口は 『逃げろ』 そう言っていた だが やがて父の体は 黒い霧のようになって 消えていった そして 暗い影から赤く光る二つの目玉 小さな体のオレは 脅える事が精一杯で 影の中から 振り下ろされた 大きな爪が オレの体を引き裂いた プルルルー プルルルー 「...またこの夢か」 プルルルー プルルルー 枕元に置いた携帯の着信音が オレを悪夢から 呼び覚ましてくれた プルル、ピッ! 「もひもひぃ~?」 寝ぼけて うまく言葉が出なかった 『早く起きろ!!』 「うぐっ!?」 朝一番から聞き馴れた 騒がしい声で 頭がサッパリとした 「えぇっと、誰?」 『ふざけてないで、さっさと下りて来い!!』 朝一番の渾身のボケを スルーされた
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