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教室内にある視線は
全てオレに向かってきた
だが
オレだと認識すると
一同に視線は
黒板へと逃げていった
「ナホ!!まただ！」
「アレを取ってくれ！」
「あいよ！」
教室の端からドアまで
回転しながら
飛んできたのを
受け取った
竹刀をしまう巾着
中にはしっかり
剣が入っていた
「サンキュ！カバンよろしく」
「おい！アタシはパシリじゃないわよ！」
「わかってる、後でおごるから！」
教室内で
叫び声で会話していた
少し諦めているのか
ふっきれてた
教室を飛び出そうとした時
「待て！」
教室で授業してる最中に
飛び込んで来て
大声で喋ってるオレに
怒ったのか
体育教師が
呼び止めた
「何処に行く!?」
「早退します！」
「何故だ！」
「死にそうだからです！」
別に嘘は言ってない
戦いに負ければ
死ぬだけ
でも、オレが死ぬのに
誰かが巻き込まれて
良い訳がない
だから
今は何だっていい
学校から離れ
人から離れ
誰も巻き込まれない様にするだけ
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