My friends

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その不思議な圧力は ある方向に 向かってる気がした そしてそれにも タツヤ君は気づいたみたいで その方向に走りだした 「あっ!?ちょっと待って!」 「!?」 その呼び掛けに 初めて追いかけられてる事に 気付いたらしい 「えと、名前なんだっけ?」 まだ一度も名のってないから 分からないみたいだ 「逢河ナホ!よろしく!」 思わず普通に 自己紹介してしまった 「よろしく!じゃあ、オレ行くよ」 「ダメ!危ないからダメ!」 「危ない...?」 しまった!? 口が滑ってしまった 何が危ないかと 問われたら 答えようがない 悪魔が戦ってるから なんて答えたら 変な人だと思われるし 何より ヌマの正体が バレる危険性がある 「あの~、え~と...」 「危険なら尚更だな!」 「えっ?」 「さっきの変な上から押さえられる様な感覚...キミも感じたんだろ?」 「.........」 「何だっけ?岸沼くんだっけ?」 「アレは、岸沼くんが向かった方向に向かってるみたいだ」 「危険なら、呼び戻さないと!」 なんだろう... この人なら大丈夫な気がする
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