My friends

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見てる限りでは マコトと使い魔の戦いは ほぼ互角だった 「岸沼くんも悪魔なんだよな?」 うなずく タツヤ君は黙りこんで いつの間にか静まりかえった 戦いに目を移した キィーン 何か金属を弾いたような 音が響いていた その直後、目の前を 何かが下から飛んできた その飛んできた 何かは私達の頭上で 一度、輝き 垂直に落ちて来た 「ん?って!?」 「うおぉぉぉぉぉ!?」 「ちょっ!?待っ――!?」 シャキーン 私とタツヤ君の間に 割って入るように 悪魔の動きを止めるらしい 剣が突き刺さっていた 私は驚いた 驚くしかなかった もちろん、タツヤ君も 驚いていた 「...何でここに?」 下にいるマコトを見ると マコトは何もなくなった 手の平を見つめていた 剣を弾き飛ばされたらしい それが、 危うく 私とタツヤ君を 貫こうとしたらしい 私は本気で死ぬかと 思った 隣のタツヤ君は 放心状態... 恐怖で動けなかった そんな状態でさらに 悪い事が起きた 下にいる使い魔が こちらに気付いてしまった 羽を広げこちらに向かってくる
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