My friends

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「はぁ...今降りるよ」 ピッ! 携帯を学校のカバンに 投げいれて 机イスに掛った制服を 急いで着替えていた のだが... プルルルー プルルルー 再び携帯が鳴りだした 制服のズボンに足を 通しながら カバンをあさり 携帯を取りだす ピッ! 「何か?」 『10、9、8...』 「まっ、待て!?」 着替え完了! 『5、4、3...』 「クソッ!」 携帯を通話のまま 制服のブレザーのポケットに入れ カバンを持ち ベランダに繋がる窓を 開けた 今、オレは急いでいる! 何故急ぐかって? 通話相手の女が カウントダウンを開始したためだ! ただのカウントダウンじゃない! オレの昼飯+夕飯が かかったカウントダウンだ! 間に合わなければ その日のオレは 間違いなく 屍状態で過ごす事になる 普段から 朝飯を食べないオレは 丸一日何も食べてない事になる そこっ! 君の頭の中には 疑問があるだろ? 何故、昼飯と夕飯が 無くなるのか? それはオレが学生寮で 独り暮らしをして 節約にいそしんでる からである! カウントダウンに間に合わなければ 奢らされる...
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