My friends

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「おつかれ、またダメだったね?」 「まだチャンスはあるよ!」 ゆっくり 空から降りてくる マコトに 労いの言葉をかける 「まぁ、次がいつか分からないけどな...アレ?」 既に気付いていたものと 思ってたけど 全然、気付いてなかったようだ タツヤ君がいる事に 「えっと!?...あの...コレは、その...」 「カッコイイな!」 「えっ?」 私は驚いた マコトも驚いたようだ 全身悪魔化したマコトの 手を掴み 握手をするように 話しだした 「お前、カッコイイぞ!」 「正義のヒーローって奴?」 「周りの人間からバレないように悪魔達と戦う!」 「カッコイイぜ!」 「あの...えっと?」 マコトは戸惑っている 私はそんなマコトに 「まずは、人間に戻れ」 マコトは辺りを見渡してから 小さく息を吐くと 鎧が砕ける様に 悪魔化していた皮膚が弾けて 人間の姿に戻った 羽は背中に入っていくように 消えていった 「カッコイイ...」 タツヤ君の目が 輝いていた 「驚かないのか?」 「驚いたさ...」 「だけど、そんなの人それぞれだろ?」
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