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「人の個性だ」
「どんな個性を持っていても」
「お前はお前だ...それを否定したって変わる訳じゃない」
「それに、俺はお前みたいな奴が好きだ!」
「これから、ヨロシクな!」
マコトは最初は
戸惑っていたけど
「オレはマコト、ヨロシク!」
「おう!」
私は安心した
マコトを認めてくれる人がいることを...
「あぁあ、初日からサボっちまったな~!」
三人ならんで
街への帰路を歩いていると
タツヤは愚痴を
こぼす様にオレを
見つめていた
「腹減ったな~!」
「私もお腹減った~」
ナホは何かを悟ったように
タツヤの話しに
乗っていた
「おい、お前ら...」
「あっ!?」
「ちょうど良い所に財布が~」
「ん?それオレの!?」
「って!カバン!」
ナホは
オレのカバンから
オレ財布を取りだし
ふらふらと
振っている
コイツら...
「あぁもおぉ!!分かったよ!」
「おごってやるよ!」
「えっ?いいの!?」
二人は息ぴったりで返してきた
テメェら...
「俺、たこ焼き!」
「私、パフェ!」
「はぁ、好きにしろ...」
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