◎◇★※∮$@♪(仮)

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「悪い、先に帰っててくれ」 「何で?」 疑問たっぷりな"何で" 「ちょっとな...」 「誰かに告白?」 ナホは黙ってくれ オレは二人に何も言わず 手を振り教室に戻った 「委員長!」 「!?」 びっくりしていた いきなり、 名前を呼ばれた事と オレが居る事に 「あっ...ごめん」 「びっくりさせるつもりはなかったんだ...」 「ただ、お礼を言いたくて...」 委員長は 積極的に学校の行事に 手伝いをしていた 体育祭や修学旅行 文化祭に卒業式の準備 その他、沢山の行事も 全ての行事を 手伝いに行っていたオレは 委員長が全てに 手伝いをしている事を 知っている 「おかげで、皆から避けられてるオレは...中学生活が充実してた...そんな気がする」 "気がする" 今更、思い返した事だから 実際がどうだったかは 分からない... 嘘はつけない だから "気がする" 「......」 片瀬さんは黙っていた 「ありが――」 「違うよ!」 「えっ?」 お礼を言おうとしたら 遮られてしまった 「私じゃない...私だけじゃないよ...」
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