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「独り暮らしをナメるなよ！」
学生寮の
８階であり最上階にある
オレの部屋のベランダから
下にいる男女二人を
めがけて
跳んだ
落ちるというのは
あっという間だ
ドスン！
「...ぜ～ろ！ギリギリね！」
「危うく踏み潰される所だったぜ！」
この二人はオレの
唯一の親友
女の方は
"逢河 ナホ"
小学校の時から
ずっと一緒にいる...
いわゆる幼なじみだ
オレは"ナホ"と呼んでいるが
何故だかコイツは
"ヌマ"と
オレを呼ぶ...
最初に言うべきだった事だが
オレの名前は
"岸沼 マコト"
コイツが何故
オレを"ヌマ"って呼ぶのかは
言うまでもない...
せめて"キシ"か"マコト"が
良かった...
何でまた中途半端な
場所から取ったのか？
昔から訳が分からない...
だけど
オレを理解してくれる
人間の一人...
そして男の方は
"新島 タツヤ"
通称"タコ"だ
命名はナホだ...
やっぱり訳分からん
クラスの中心的存在で
風邪で休んだ日には
教室が僅かに
元気がなかった時があった
それくらい
大切な存在なのだ！
そして
オレを理解してくれる
人間の一人だ
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