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２人とも
本当に良い奴だ
オレは
ナホにからかわれたりで
いつも振り回されてるけど
相手の心を理解出来る奴で
周りからも信頼されてる
今はクラスの委員長だ
その委員長に並ぶ
中心的存在のタツヤも
相手の心を理解出来る奴で
何度か助けられている
今度はオレが
守れる立場になりたいな
「どうした？そんな所でつっ立って？置いてくぞ！」
自分でも
良く分からない内に
二人の事を考えていて
まったく気付かなかったが
タツヤとナホは
学校へ向かい
足を進めていた
オレはカバンをかつぎ
二人の後を追った
足の速さには自信があり
50ｍは離れた所から
呼び掛けて来たタツヤ達の居る場所まで
2秒で辿りついた
「さっきの飛び降りもそうだけど、お前が人間じゃない事を実感させられるなぁ」
笑いながら
さらっと外では禁句を
吐きやがるタツヤ
まぁ確かに
オレは人間じゃない...
悪魔だ
親父が悪魔で
おフクロが人間...
つまり、ハーフだ
人間の血を引いてるが
悪魔の血も半分引いている
オレが保育園に通ってた頃
親父とおフクロが
魔界から来た
使い魔に殺された
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