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「委員長...」
何やらナホは頷き
ニヤついていた
何故だろう...
視線はオレと片瀬さんを往復
そして
片瀬さんは自分の席に座った
アレ?
さっき持ってたコップの片方が
オレの席の前に置いてあった
「これは?」
疑問オーラを
にじみ出すオレに
ナホが視線で片瀬さんを
差していた
「これは片瀬さんが?」
「あ、えっと...迷惑だったかな?」
「それとも、飲み物違う方が良かったかな?」
オレのために...
「...ありがと」
「うん」
少し不安げなだった片瀬さんは
にぱぁ!っと笑顔になった
その笑顔は反則です!
「うんうん」
ナホはさらにニヤついていた
「なんだ、何を考えてる?」
「ん~、10点プラスね!」
「何のことだ?」
「言ったでしょ!私が委員長さんをヌマの理解者になりえる存在か見極めるって!」
「あぁ...」
さっきは
"私達"って言ってなかったか?
"私"だけになってるぞ
「...ですって、片瀬さん」
およおよ、と目線が泳いでいた
片瀬さんに声を掛けてみた
「よ、良く分からないけど、頑張る!」
委員長と普段の違いが凄い
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