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それは凄いと言うのでは
ないのですか?
運動部で
能力が凄い人を
呼び込もうとするのは
見た事があるが
文化部で
呼び込む姿は見た事ない...
それも、
コンピュータ研究部とは
コンピ研が何をする部かは
分かない
けど
スカウトされる位だ
半端じゃないな...
「ひいた?」
黙り込んで固まっているオレに
心配そうな視線をたっぷり
振り掛けてくる片瀬さん
「う~ん、意外だったけど」
「ひく程じゃないよ」
「それは個性だし、良い事だと思うよ」
「そう?良かった~」
安心したようで
胸を撫でおろしていた
そして
すぐに笑顔になった
「買って来たぞ、ジュース」
タツヤとナホが
帰って戻ってきた
「おう、サンキュー」
「あ、ありがとう」
ジュースを受け取り
プシュ
という音をたて
缶ジュースに口をつけた
一口飲み片瀬さんに
視線を向けると
片瀬さんは缶ジュースに
口をつけたまま
固まって何かを凝視していた
「片瀬さん?」
「えっ!?あ、何?」
「いや、別になんでもないけど」
「......」
また何かを凝視している
視線の方向に首を曲げた
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