5年前

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翌朝、簡単な朝食を作り沙耶に与えた。一緒に朝食を食べながら、両親が死んだことを伝えた。 5歳の幼女に本当のことを言うのはつらかったが、嘘をついても仕方がないと思った。 沙耶はずっと泣いていた。話しかけても、返事をせずに泣くばかりだった。 子供を育てた経験のないおれはどうしたらいいかわからず、とりあえずほっておくことにした。 その後、おれはあるところに電話した。 「はい」 相手が電話にでる。
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