安倍家の記録
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清隆と礼泉が初めて出会ったのは二十三年前の事だった。 清隆は十三才、礼泉二十才の時である。 自分は安倍家にとって邪魔な存在なのだ、死ななければならない人間なんだ、と淡々と語る清隆に礼泉は絶句した。 その時、礼泉は力の存続のみを優する一門に激しい憤りを感じ、彼を命を賭(と)しても守ることを誓った。 性格が破綻している清隆に僅かばかりの優しさが残っているのは、三年間だけ過ごした兄の存在があったからなのだ。
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