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キィーッ
ドアが開く嫌な音が鳴る。
美優か?白嘉か?
どちらにしろ、ほんの僅か期待した。
「ただいまーっ!!」
甲高い声が家に広がる。
美優が帰ってきたんだ・・
疲れてるかな?
冷蔵庫に向かい、飲み物を取りに行った。
「悠にぃの靴?
帰ってきてるのー?」
玄関から聞こえる。
いつも和ませてくれるんだ。
「そうだよ。
美優、入っておいで」
ガタン
靴を落とす音が聞こえた。
あ!?って声が聞こえたけど、美優がドジったんだと思う。
その間に二つのコップに飲み物をついだ。
「あれ~?
白にぃは?」
いつの間にか後ろに居た。
「部活」
「ふ~ん
あ、ジュースありがと!」
満点の笑顔で、コップを持っていった。
「溢すなよ~」
「は~いってあっ!?」
ガシャ!!
コップが割れた音がした。
溜め息を吐き、美優の場所に向かった。
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