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僕らはギリギリ学校についた。
白嘉はB
僕はA
この学校は、エスカレーター式。
Aが最高クラスで、Bは平均。
Cは最悪クラス。
そんな感じに別れている。
ガラッ
教室のドアを開けた。
窓際の真ん中の席を見て、向かう。
そこが僕の席。
ストン、と座った。
その時に、前の席の人に話し掛けられた。
「悠斗~今日は珍しく遅かったな!!」
ニカッて笑いながら、僕を見た。
「寝坊したんだ・・」
机に顔を伏せて、返事をした。
「美優ちゃんに起こされたくてか?」
ガバッ
僕は頭を上げて、前の席の人を睨んだ。
前の席の人は前田潤。
小学から一緒の幼馴染み、親友。
僕が美優に惚れてることは知ってる。
「違うから!!」
慌ててさっきの言葉を訂正する。
だけど、潤はニヤニヤして・・
「気持ち悪い」
ついつい口に出してしまった。
「ひ、ひでぇ・・」
潤は唇をヒクヒクさせていた。
それを、哀れな者を見るような感じで返した。
ガラッ
担任が入ってきた。
それから学校での一日が始まる。
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