残念ながら大好きです

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気付いた頃には、時既に遅し。 それからは、一直線に彼のもとへと進んでいこうとする自分の気持ちを止めることなんてできずに、かといって、ちゃんと伝えることもできず。 「・・・初めてだよ、こんなの。」 女の子を相手にするのとは違う、少し複雑なこの感情。 それを植え付けていった彼はここにはいない。(今日は特訓だって!) 「・・・ばーか。」 あぁ、いつだってそう。 要領よさそうに見えて、ホントは要領悪いんだよね僕。 一度植え付けられたこの感情は、育ちはすれど枯れることはなくて・・・。 (・・・早く帰ってこないかな、) そしたら、今なら言ってあげられる気がするんだけど。 20081204 要領悪いけど外ヅラいいから、面倒なことは全部やってもらえるタイプ。
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