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で、その後、たまーに愛人のところに顔を出してみるとさ、最初はいい女だったんだけど、慣れてくるとなんかちょっと下品っていうか?まぁ、ぼろが出てきてね・・・で、男はその女に興味がなくなってしまった、ってわけ。
「・・・で、結局お前はなにが言いたいんだ?」
「ん?いや、僕もその男と同じだなーと思って。」
「・・・そうか?」
「そうだよ。だからこうして先輩とお喋りしてんの、限りなく『かなし』いって思っちゃったから。」
「お前、よくそんなの恥ずかしげもなくスラスラと言えるよな・・・」
まぁまぁ大人しく僕の話を聞けたご褒美に、その『かなし』い頬に口づけてあげた。
20081210
伊勢物語です。
なんかちょっと大雑把に訳してみました。『筒井筒』の話の大筋はこんなもんですよ。
たまには桃浦でお勉強もいいんじゃない?みたいな。
日本語好きです。
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