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あたし、《堀内若菜》は、高校に入って、もぅ2年。
入学当初は、
「彼氏できるかもっ♪」
とか、浮かれてたのに、
今となっては彼氏なんてできるわけもなく…
あっという間に、2年が経ってしまった…。
「若菜ーっ!!中森先輩だよっ!!ほらっ、見て!!かっこよくない!?」
「へっ!?そぉーかなぁ…」
あたしの友達、香西麻衣
は、《中森優斗》という先輩に片想い中。
あの先輩のどこが
いいんだろっ…
顔は確かにかっいいけど、切れ長な目に、ワックスで整った黒髪、優しそうなオーラが、なんか、あたしには、嘘っぽく見えるんだよね。
なんであんな奴が
何気に女子に人気あるの~?
チラっ
うわっ、目合った…
うえっ…無理…
「若菜ずるぅい。今、目合ったでしょ!?いいなぁー。って、ホラっ!何あの優斗様スマイル!!」
「麻衣は、恋してていいね」
「ちょ、なんかおばさんみたいだよー。若菜も恋しなよっ。冷めてると、いい男寄ってこないぞぉ」
「やっぱ、自覚してたけど、冷めてるよね~(泣)恋来て(泣)」
「待ってたら来ないんだからね!」
毎日こんな感じ…
あぁ…恋なんて…
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