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あたしも授業戻らなきゃ
バタンっ
ドアを開けようとしたら、内側から誰かが…
「若菜?ちょっと話たいんだけど…」
麻衣だった。
複雑な顔で立たずんでる。
普通に話すしかないよね。あたし、何も悪いことはしてない。
でも、麻衣に嫌な思いをさせちゃった。
今、言わなきゃ。
「あの、中森先輩と仲いいの?」
「ぜんっぜん。あの先輩、むしろあたしは、あんまり好きぢゃないよ」
麻衣の複雑な表情は
まだ消えない。
「そっか。でも喋ったことはあるんでしょ?」
「一言くらいだよ。購買行ったとき。ただ、ミルクパン貰っただけ笑」
「そぉなんだ。…中森先輩って、ふ、不思議な人だね。うち、そんな人を好きになっちゃったんだから、、仕方ないよね。」
麻衣がフッと笑った。
あたしの知らない恋って気持ちは、大変なのかな…。
「麻衣なら大丈夫!応援するよ。」
「ありがと、若菜。」
あたしたち、これくらいのことで不仲になるような仲ぢゃないよね。
なんか、スッキリした!
あ、でも、あたし
先輩に知らないっ!とか
言ったのを、話つけなきゃ。
ん?そうだ。
告白されたことの訳を
教えてもらわなきゃ、
あたし、納得いかない!
麻衣が好きな人だし、あの先輩には、ちょっと物申しておかなきゃいけない気がする。
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