自分の気持ち

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「大丈夫? 食欲……ないの?」 心配される価値なんかないのにと思いながら、とりあえず今はそれを否定する。 「いや……大丈夫 美味しかったよ 昼飯食べすぎたかもな?」 力なく微笑みながら結衣を見たけれど、彼女の目を直視することが出来なくて気付かれないようにそっと視線を外す。 俺はそれ以上詮索されたくなくて、おもむろに立ち上がり食べ終わった食器を手にキッチンへと向かった。 シンクに食器を片付けてから、さっき冷蔵庫に入れておいたコンビニスイーツを取り出して、また居間へと戻る。 少しだけシュンとしてテレビを見つめている彼女は、俺の態度に何かを感じたのかもしれない。 ガサガサとコンビニの袋からデザートを取り出すと、彼女の前に並べてやる。 「はい……これ、結衣……好きだろ?」 そう言うと結衣はパアッと顔を明るくして、嬉しそうにこちらを見た。
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