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如月真希は普段の授業中も変わらないという。
つまらなさそうに、
携帯いぢるわ
内職するわ
あまり良い印象を先生方は持っていない。。
自分の中に確実に如月を想ってる自分がいることを分かっていた。
興味もあるけど
何より如月に笑ってほしい、愛をあげたい、と思った。
放課後になり俺はバスケ部の顧問になったから体育館をウロウロする。
やっと疲れる部活を終え体育館から出て
気持ち良い空気にあたると聞き慣れない声が俺を包んだ。
『先生、部活?』
振りかえると帰る途中であろう如月がいた。
『何してるの?いま帰り?』
分かりきった質問をする。
『うん。屋上にロマンを求めてたのに見つからなかったから(笑)』
屋上にどうしても行きたいのだと言う。
この学校に屋上があることを初めて知った。
それからあーだこーだ話し普通にサヨナラした。
如月って自分から話しかけてくるような奴なんだ。
如月ってあんなに笑うんだ。
如月って…
頭でそこまで考えてから振り払うように職員室へ急ぎ足で向かった。
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