違和感

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「……………へ…………へい……………周平!」 どこからか声がしたので俺は目を開けた。 え? すると、夢が俺を上から眺めていた。 「……………うわっ!!」 俺は驚き起き上がる。 「なによ、うわって…まるであたしが化け物みたいじゃない」 夢の眉間に皺がよる。 「…いや……化け物で間違ってねぇと思…」 ばしっ! 夢は俺の頭を叩いた。 「…ってーな!化け物に化け物っつって何が悪ぃーんだよ」 「もう一発行く?」 夢は笑いながら拳をちらつかせる。…いや……詳しく言うと目は笑っていない。 「…遠慮しときます」 「あたしそろそろ帰るね」 夢はそう言って立ち上がる。時計を見ると18時を回っていた。 「あ、送る」 俺もそう言って立ち上がった。 夢は悪いからいいと言ったが、なんとなく今は一緒にいたい気分だったので俺は強引に送ることにした。
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