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俺達は家を出てゆっくり歩く。
先ほどの暑さとは違い、心地よい風が吹いていた。
「てかさ、あたし周平とこんな関係になるなんて思ってもみなかった」
夢は少し笑いながら俺にそう告げた。
「…だな。俺もポテトくらいでぎゃーぎゃーうるせぇ女とこんな関係になるなんて思わなかったし?」
俺はわざと意地悪く言う。
「うぅ…ごもっとも…。あ!てかあたし結局あれ以来スペシャルS学ポテト食べてない!」
夢は俺を睨む。
「…わかったよ。今度買ってやる」
「ほんとに?!絶対だからね!!」
そう言った夢は目を輝かせ笑顔になる。
…やっぱり芋女じゃねぇーか。
クスッ、と俺は思わず笑った。
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