始まり

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が、 パシッ! 女は片手で受け止めた。 「なっ!」 いくら手加減したとわいえ、こいつ…俺の拳を受け止めやがった。 「女に手出すとわ…情けない男だね…。いいから早く謝れっつってんだよ!!」 グイッ! どっすーん! 女は俺を背負い投げした。 「………ってぇ~…」 俺は腰を触りながら女を見上げた。 「ふんっ!糞ガキが!!」 そう言って女は歩き出した。が、振り返り 「……ポテト、片付けとけよ」 そう言い去って行った。 俺達は唖然と女の後ろ姿を見ていた。 …なんなんだよ、アイツ。 そいつは大きい目が特徴で、長い茶髪をなびかせ凛とした背中をしていた女だった。 ……そして、 ポテトが大好きな芋女だった。
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