芋女

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俺はまだしばらく唖然と座っていた。 「………おーい…周平?」 啓太が俺の顔を除く。 「……なんなんだ、あの女」 「周平の拳を受け止めるとはただ者じゃないね」 功が頷きながら言った。 「…わりぃ、先行っててくれ」 俺は立ち上がり尻についたホコリをはたいた。 「りょーかい。適当になんか買っとくわ」 「おう、頼むわ」 功と啓太は食堂に向かった。 俺は教室に戻りほうきとちりとりを持ちさっきの場所へと戻った。 ったく、なんで俺が……。 俺はしぶしぶ無惨に散らばったポテトを片付る。 …………あの女…いや、あの芋女……気にくわねぇ! 俺はポテトを片付け、啓太達のとこへ向かった。 ―――これが芋女との出会いだった。
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