第1章 震災当日

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とりあえず 携帯を充電BOXにぶち込み ニュース 漫画を見て時間をつぶした。 時間は夜の8時 携帯の充電も終わった頃であろう 俺は1階に降り 携帯をBOXから出して 部屋に戻った。 ビデオBOXの外には泊まることができない客が溢れていた。 早めに部屋をとっておいて正解だった。 相変わらず電話は繋がらないので 家族にメールをする まずは母親からだ! 「生きてるか?」とメールを打つと数分後… 母「生きてます。家はめちゃくちゃで電気も水も出ません。今日は避難所に泊まります」 と返事が来た。 面倒なので親父のことも聞いてみる 「親父は生きてんの?」 母「知りません。」 (ぐっ…どうなってるんだこの夫婦は) 親父の携帯にメールを入れてみるが返事はなし 俺は瞳を閉じ両手を合わせた。 が 親父はのほほんと生きていた。 後日 ビデオBOXで黙祷していたことを伝えると 「勝手に殺すな!」と怒っておった。
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