序章

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怖くて仕方がない。 母達の様に大量の血を吐く事が。 苦しみながら一日中 部屋に閉じ込められ 隔離されることが。 そして何より 新撰組から 近藤から離れ死ぬ事が。 沖田は恐ろしくて仕方がなかった。 そんな自分を守る様に膝を抱え 己を腕でキツく抱き締めた。 そんな事をしても恐怖心が和らぐことは 当たり前になく カタカタと震え出しているのがわかる…。 「近藤先…生…」 「…総司こんな所にいたのか」
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