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時は遡ること
500年前…。
「五雷牙ーッ!!」
キャンッ
小さな犬が声のする
少女のもとへかけよった。
しかしただの犬ではない。
からだは雷におおわれ
実体を持っていない。
電気を通すものは全て
通り抜けることができる。
そしてこの物語の主人公である少女の守護霊だ。
その少女の名は
「神奈月ーッ!!」
少女は五雷牙とともに
ふりかえった。
「父上ッ!!」
この男性は神奈月の
父親、唯一の肉親である、桜井睦月である。
そして…
「よし飯だッ!!」
「わぁぁいッ!!」
この『稲妻村』の
村長…………
雷を司る神である。
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